2019年に Mac Pro が刷新されるという噂があります。 社内のメインサーバを Mac Pro に刷新してからもう、5年間ほど経っているのだと気づきました。
漆黒の Mac Pro を購入した記事
主にサーバ用途なので、グラフィック性能は求めていませんでしたが、多数の仮想マシンやDockerコンテナなどリソースは必要でした。 そこで、現在の Mac Pro に満足できているのか改めて考えて見ました。
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筐体デザイン
筐体デザインは発表当初、ゴミ箱を連想させるデザインで賛否両論ありました。 SNSでは色々なコラ画像でバカにされていたものです。
しかし、私としては満足しています。 円筒形のデザインというのは実はすごく優秀で、壁際に設置しても隙間ができることで熱がこもりませんでした。 四角い筐体だと壁に張り付いてしまって、熱がこもると感じていました。 また、底部から上部へのエアフローによって、より一層の冷却効果を感じています。
高負荷状態でも筐体自体が熱くなってしまうことは今の所感じていませんが、エアフローの性能が良いからか部屋全体に熱が拡散されてしまっている気はしました。
それはまた別の話で、サーバに適した空調を設定すれば良いだけの話です。
インターフェース
Mac はどのモデルにおいても多数のインターフェースを搭載しないコンセプトでとてもシンプルなデザインになっています。 しかし、私の環境では Mac Pro のインターフェースは絶妙に事足りるもので、特に不満は感じていません。
Thunderboltで外付けのハードディスクに接続し、イーサネットはWAN側とインターネット共有用に利用しています。 MacがDHCPサーバも兼ねているので、インターネット共有用のポートにはルータを繋いでいます。 サーバ用途なので、そもそもUSBに接続する機会はあまりないので、全く問題が出ていません。
強いていうならDVDドライブが無いので、それらのドライブを接続するためにUSBを利用するくらいです。
アプリケーション
サーバ用途で利用しているので、macOS Serverに頼っている部分もあります。 しかし、今後 macOS Server は主にデバイス管理などに力を入れるということで、VPNやWebなどの機能を廃止する方針とのことです。
新しい macOS Server はいくつかの機能を廃止
代替のアプリケーションはUnixベースであるMacにおいて、容易に見つかることだと思います。 ただし、GUIで統合的に管理できるアプリケーションがなくなることは不安があります。 アプリケーションが様々なディレクトリに拡散してしまうことや、管理の煩雑化などが主な懸念です。
Mac をサーバとする方々は少なからずGUIの恩恵を期待しているのではないかと私は考えています。
例えば、Docker for Macにおいては、簡易な設定はGUIでできますし、Kitematicを利用すれば簡単なコンテナの構築はできます。 GUIからオペレーションすることで、やりたいことや足りないものなどが見えてきて、CUI操作の必要性に結びつき、学習のモチベーションになる場合もあると感じています。
コンピュータへの興味に結びつく何らかの架け橋を担っていた Mac の各種アプリが英断によって排除されてしまうのは少しさみしい気もします。
新しい Mac Pro
新しい Mac Proというデバイスについて、何か求めるかと聞かれたら、あまり思いつきませんでした。 ほとんどのことが私にとっては理にかなっていて、素晴らしいハードウェアに感じています。
高いスペックを求めるデザイナやクリエータは iMac Pro を購入すればよいでしょう。 素晴らしいディスプレイと最適化されたいくつかのアプリケーションが選択肢にあるのですから。
要するに新しい Mac Pro のうわさをまだ信じられていない次第です。