こんにちは。 今年は様々なモバイルOSが参入してきています。
昨年末だったかな?Ubuntu Phone OSが発表されました。さらにこの頃、FirefoxOSも話題にあがり、来年は様々な新OSが出てくるだろうと思っていました。
そして、ここ数日で、かなり情報が増えてきました!
Ubuntu Phone OS
[browser-shot url="http://www.ubuntu.com/" width="400"]
Ubuntuは以前からデスクトップに力を入れていて、かなりデスクトップとして常用できるLinuxディストリビューションでした。 また、Androidとの親和性などにも力をいれていました。
そこで、Ubuntu Phone OSが誕生しました。 Ubuntuのインターフェースそのままで、モバイルにインストールが可能となったのです。 また、あるハード条件を満たせばUbuntu Phone OSをインストールしたデバイスがデスクトップPCにもなるという機能もついています。
これはかなり、心踊りました。 以前から一部のハッカーがAndroid端末にUbuntuをインストールしたりしていました。それだけUbuntuは魅力的なOSです。
それが、去年末ころでしたが、先日、タブレットにインストール可能なバージョンがリリースされることになったようです。 これは、かなり期待できます。
[browser-shot url="http://www.mozilla.jp/firefoxos/" width="400"]
Ubuntu Phone OSの話が出る前から、Firefox OSの話は出ていました。
このプロジェクトはFirefoxならではで、HTML5という今後のWEB標準による開発が可能なOSとなっています。
ユーザーインターフェース自体はAndroidなどと大きな違いは感じられませんが、開発者にとってWEB標準技術による開発が行えることは、かなりアプリ開発のハードルが下がったのではないでしょうか。
また、各種WEBサービスとの親和性も優れていて、一つの検索ワードに対する各種WEBサービスの結果をシームレスに表示可能であったりするようです。
また、先日KDDIからFirefox OS搭載のデバイスが発売されるのではとの情報もありました。
[browser-shot url="http://www.kddi.com/corporate/news_release/2013/0225/" width="400"] 「Firefox OS」搭載端末の導入に向けた取り組みについて ~HTML5時代到来に向け、両社のノウハウを生かす協力関係を構築~
新参のモバイルOSが実用に向けて、かなり進んでいるようです。
Tizen
[browser-shot url="https://www.tizen.org/" width="400"]
サムスンと言えばAndorid搭載のGalaxyで有名ですが、なぜここに来て新OSなのか。。
それは、すべて独自サービスを展開できるからでしょう。 サムスンが考えるTizenはAndroidとは全くの別物です。 各種アプリケーションもGoogle playのような新たなサービスから提供されることになります。
また、Firefox OS と同様にHTML5を使用したアプリケーション開発が可能で、開発者へのハードルの低さを狙い、アプリケーションの豊富さを狙うようです。
私はWEB関連は疎いのでHTML5によるアプリケーションとはどのようなものなのか、イメージがつきませんが。。
今後のモバイルOSの展開
上記したように、iOS、Android、Windows Phoneが先行しているにも関わらず、新たなモバイルOSが続々と現れてきています。 これは、果たしてどのような意味を示しているのか。。
今から新しいOSが出てきても。。と思えてしまいますが、モバイルOSでは可能なのではないでしょうか。
デスクトップではやはり、仕事上オフィスが使えないとダメだからWindowsである必要があったり、DTP関連の仕事だったらMacのクリエイティブなところが必要だったり。大昔から築かれた環境などがある為、新OS参入の余地がなかなか、難しいです。
しかし、モバイルに必要な物は今、発展途中であり、特定のアプリケーションというよりは、あるWEBサービスにアクセスする利便性が重要なのではないでしょうか。
たとえばTwitterやFacebookなどのソーシャルネットワークサービスに対するクライアントアプリは、定番アプリが決まってきましたが、ソーシャルサービスそのものがどんどん新設されていきます。
各サービスに限定したアプリはありますが、あらゆるサービスにシームレスにアクセスできるプラットフォームは存在していないのではないでしょうか。
最近ではiOSがOSサービスとしてTwitterやFacebookにログインできます。この二つのサービスに留まらず、様々なサービスに対応したプラットフォームの登場をユーザーは待ち望んでいるのかもしれません。
そして、Ubuntu、Firefox、Tizen、はたまた全く新しいOSが今後も登場してきそうな気がします。
ところで、だいぶ前にHPがモバイルのプラットフォーム webOS をオープン化しましたよね。今、考えるともうしばらく待っていれば良かったような。。