HomeKitをベースとして、スマートホーム化を進めています。
[adsense] Hueは一番手軽で便利なデバイスです。 [amazon_link asins='B01C6S7DDU' template='template1' store='tetoatom-22' marketplace='JP' link_id='d6dd6045-b094-11e7-8ea3-1dbbadd120ec']
簡単にiPhoneのHomeアプリや、もちろんSiriでも制御可能です。 私は、書斎の照明にHueを導入し、「Hey Siri 仕事開始」で部屋を明るくするように設定しています。 また、「Hey Siri 仕事終了」で照明が消えます。
この操作は思った以上に快適です。 今までは、「Hey Siri」で一区切りしてSiriが起動してからコマンドを発声していたのですが、連続的に発声してもSiriは認識してくれます。 その為、タイムラグはほとんど感じません。
HomeKitについて私はとても信頼しているのですが、HomeKit + スマートロックというのは国内に流通している製品では見当たりませんでした。 しかし、スマートロックが一番導入したいものだったので、検討した結果、「Qrio Smart Lock」を導入することにしました。
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選定のポイント
選定のポイントは、Bluetooth Low Energy (BLE)によるデバイス制御で鍵を施錠、開錠してくれるところです。 また、Apple Watch を活用したかった為、Apple Watch 用アプリが存在するところもポイントです。
本当は Suica で制御できるデバイスが良かったのですが、家の鍵形状などを考えた際に、見つかりませんでした。
購入はAmazonでしましたが、注文後、翌日には届きました。
Qrioを設置
Qrioはこのような箱に収められています。
印字された文字や箱の質感に安心感のようなものを感じます。
中を開けると、サムターンに取り付けるアダプタなども付属しています。
なお、我が家の鍵はツマミの部分が厚さ 13mm なのですが、Qrioのアダプタは 11mm までに対応していました。その為、基本的には利用できません。 しかし、アダプタはプラスチックでできていますので、私はカッターで削って幅を広げることで対応しました。 ★このようなことは動作保証対象外になります。自己責任で行ってください。 私の場合は、無事設置することができました。
なお、スマートフォンにQrioの登録はドアに設置する前に行ってください。
登録時のオペレーションとして、Qrioのツマミを90度以上回す必要があるのですが、我が家の鍵は45度しか回らないので、設置してからでは登録できませんでした。
動作確認
設置が完了すると、すぐに利用開始できます。 iPhone アプリから開閉可能ですし、Apple Watchからも問題なく開閉可能です。 挙動の制度自体はとても優秀です。
感想
はっきり言って、想像以上に使いにくいです。
施錠、開錠が遅い
まずは施錠、開錠速度ですが、アプリでボタンを押下してから5、6秒かかります。 手元に持った鍵をカギ穴に挿して開錠するのに、1秒もかからないと思います。 そう考えると、非常に遅くてイライラします。 ボタンを押してから、Qrioが動き始めるまでに2、3秒程度かかります。 これは BLE接続確立や認証処理の時間でしょう。 おそらく、アプリ上で施錠、開錠ボタンを押してからBLE接続が開始していると思われます。 その為、非常に遅いのだと思います。 競合製品の NinjaLock や Akerun については所有しておりませんが、YouTube上の動きを見ると、動作開始自体はもう少し早いように感じます。 例えばアプリがアクティブになったら、すぐに接続開始などにしてはどうでしょうか。 電池消耗などの懸念があるでしょうが、まずは速度を上げて欲しいです。
鍵の状態がわからない
鍵の開閉はログに残るので、ログから状態を確認することができます。
しかし、アプリの画面を一見して状態がわからないのです。
このように、鍵が開いていても開錠ボタンが押せるし、閉まっていても施錠ボタンが押せるUIになっているのです。
これについても、アプリがアクティブになったら、すぐに接続してQrioから状態を取得し、現在の施錠状態に基づいた表示にしてはいかがでしょうか。
もちろん、施錠状態で施錠ボタンを押してもしばらくして、すでに施錠されているというメッセージが出てくるのですが...
ガジェットやコンプリケーションが無い
iPhoneならば、ガジェットに、Apple Watchならばコンプリケーションに配置したいのですが、そもそも用意されていません。 その為、 iPhoneをロック解除 > アプリを探す > アプリを起動 > ボタンを押下 > 施錠、開錠 となるのです。 Apple Watch においても同様です。 鍵における、「カバンの中の鍵を探す」というアクションが簡略化できていないのと同様です。 全然スマートじゃありません。
Apple Watch単体では利用できない
Apple Watch Series 3 を購入してから、iPhone を持たずに外出する機会が増えました。 しかし、Qrioの Apple Watch 用アプリは、単独では機能しません。 以前の Apple Watch アプリによくあるように、GUIだけ Apple Watch に持たせ、実機能は iPhone で処理していると思われます。 不便すぎます。遅れています。 手ぶらで開錠などの機能もありますが、まずは基本的な操作をより少ないオペレーションで実行できるようにして頂きたいです。 そして、速度改善。 友人に家の鍵をスマート化したと自慢してしまいましたが、これでは赤っ恥です。 私は、今のところ使う気になりません。 お願いです。まずはウィジェットとコンプリケーションの用意をお願いします。