我が家では、国内スマートロックの代表である「Qrio Smart Lock(Q-SL1)」を利用していました。 しかし、様々な不満があり、ここ最近では施錠解錠の記録にしか使っていませんでした。
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そんな中、Qrioはスマートロックをアップデートし、「Qrio Lock(Q-SL2)」として生まれ変わりました。 早速、手に入れたので試して見たいと思います。
前提
我が家では、以前のQrio製品を利用しておりましたので、その比較をしていきたいと思います。
- 1.以前のQrioでは鍵サイズが合わなかった
- 2.手ぶら解錠の精度に不満があった
- 3.オートロックの仕組み(タイマー制御)に不満があった
- 4.アプリに不満があった
- 5.解錠が遅い
特に、上記1についてはQrioに同梱される各種の鍵に対応するためのアダプタが、我が家の鍵には適用できませんでした。 当時はヤスリで削ったりして、アダプタの幅を広げることで我が家の鍵にもはめ込むことができました。
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その加工が必要だったので、新しいQrioを購入する前にサポートに問い合わせて見ました。 まず、せっかく加工したのだから以前のQrioのアダプタを流用したい。 回答としては
ということでした。残念ながら、新しいQrio Lockでも鍵アダプタが適合しない場合は、改めて加工する必要があります。 ※もちろん、加工は自己責任の作業になります。 しかし、追加でコメントがありました。
- 新しいQrioでは鍵アダプタのサイズも最適化しており、多少の鍵互換性が広がっている。
ということでした。 我が家の鍵は特殊な鍵の形状のため、こちらについてはあまり期待しませんでした。 鍵アダプタは素材は変わらずプラスチック製の様なので、最悪は再度加工して取り付けとようと考えて購入を決意しました。
開封
▲我が家に届いた新しいQrioは以前までのQrioと装いは全く変わっていました。
以前よりもコンパクトで、より製品らしい箱に身を包んでいます。
当然、箱だけでなく製品そのものも、マットブラックにスタイルを変えて、より堅実な製品を象徴する様に感じさせます。 よく見ると、上部の角張りがなくなり、より丸みを帯びた形状に変化しています。
▲この上部は電池を収納する部分にもなりますので、内部的になんらかの最適化があり縮小できることとなったのでしょう。
これだけでも比較をするとコンパクトになったことを感じさせます。
▲同梱物はこれらですが、右下の小さい部品が大きなポイントです。
オートロックの精度向上のため、開閉を検知するセンサーになります。扉の枠外に設置し、Qrio本体と連動することで開閉を検知するわけです。
その他のメーカーで販売している開閉を検知する製品ではよくある仕組みですが、以前のQrioでは未実装でした。 そのため、ハード的な仕組みがないため、今まではドアの開閉は検出できていなかったのです。
例えば、最近、私が購入したこちらの商品はドアの開閉を検出するデバイスです。 仕組みは新しいQrioも同様だと思います。 [amazon_link asins='B01M9CLFD4' template='template1' store='tetoatom-22' marketplace='JP' link_id='bdc7412d-8af6-11e8-accd-4fc1cddd38fa'] 磁力を利用して開閉を検出していると思われます。ちなみに HomeKit 対応製品です。
よくある仕組みですが、以前のQrioには備わっていなかったので、新しいQrio Lockでは堅実なアップデートが行われたということです。
さらに、私として気になるのは鍵アダプタです。 一番大きなLサイズのアダプタが以前までは我が家の鍵に適応していませんでした。 一見すると今回のアダプタもサイズ変更が行われていないかと思いましたが、どうやら数ミリ程度、幅が拡張されていました。 加工して拡張していたアダプタですが、今回は加工不要で取り付けできそうです。 手間が減ったので嬉しいポイントです。
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設置
設置自体は詳細な説明書が同梱されているので、簡単に理解できると思います。 電源を入れて気づいた点ですが、今までのQrioは上部に小さなLEDが設置されていて、開閉のたびに点灯していました。 今回からは埋め込まれたLEDが「フワーッ」と光る様な形式になっています。 黒い外観とより丸みを帯びた形状にマッチした柔らかい点灯方法だと感じました。
Qrio Lockの設置が完了したら、アプリでの設定になります。 アプリも新しいアプリになっており、今までのアカウントも利用できない様です。
スマートフォンから「Qrio Lock」と検索してアプリをインストールしましょう。
▲今までのアプリと違い、iPhone Xにも対応したレイアウトのアプリになっており、デザインも製品にマッチしています。
以前にQrioアプリでアカウントを登録した方も、今回のアプリでは再登録する必要がある様です。 各種設定はアプリにイラスト付きで表示される為、難なく設定できると思います。
レビュー
さて、設置が完了して使用できることになりましたので、各種機能を確認して行きたいと思います。 上記した通り、以前までのQrio Smart Lockを利用していたので、その比較になります。
以前のQrioでは鍵サイズが合わなかった
こちらについては、鍵アダプタのサイズが最適化された様で、我が家では加工なく取り付けできました。 Lサイズの幅が少々広がっていることがポイントでした。 加工なく取り付けられたことは、以前のQrioで加工していた私としては嬉しいところです。
手ぶら解錠の精度に不満があった
こちらについては、精度が上がった印象はありません。 本日が利用開始日なので、数日使うことで差が見えてくるかもしれません。 別途、確認して行きたいと思います。
オートロックの仕組み(タイマー制御)に不満があった
こちらについては、私としては満足できる状態となっています。 とにかく、センサーが追加されたことで開閉を完全に制御できています。 今後の運用として、鍵の持ち忘れを防止しなければいけませんが、それはこちらの問題です。 このアップデートは本当に嬉しいポイントです。
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アプリに不満があった
以前までのアプリは iPhone X にも対応しておらず、デザインも悪く不満がありました。 また、iPhoneならば、素早くアクセスできるウィジェットに対応しておらず、わざわざQrioアプリを起動してからの操作が必要でした。 さらに、Apple Watch用アプリについてはWatch単体では利用できず、必ずiPhoneを携帯しなければロックの制御ができません。
私のWatchは単体で通信可能なモデルなので、その恩恵が受けられないことは残念です。 できれば、iPhoneを置いて出かけてもWatchで解錠できると嬉しいです。
新しいQrioでは iPhone X に対応したアプリデザインでスタイリッシュなアプリになっています。 操作感は良好ですが、残念ながら期待した iPhone のウィジェット・Apple Watchアプリ(そもそも存在しない)の最適化が図られていません。
これらは今後に期待したいところです。
解錠が遅い
はっきり申し上げまして、めちゃくちゃ速くなっています。 以前のQrioを利用していた私は、かなりの不満を感じていましたが、新しいQrioにはなんの不満もありません。 これは本当です。
まとめ
今までのQrioは不満ばかりで、誰にもオススメできませんでした。 まだまだ、対応していただきたい機能はありますが、私としては大満足です。 今後は積極的にQrioを使って、家庭の鍵運用方法も最適化して行きたいと思います。
以前までのQrioをお持ちの方も、スマートロックに挑戦してみたい方も新しい「Qrio Lock」を導入してみると良いかと思いますよ。 本当に!
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